ABS M5キット

ABS M5の使用にはボッシュDF11ライン等のアクティブ型速度センサーを通して設けられている特別なホイール速度信号が必要となっております。これらのダブルホールセンサーは作動原理に基づき動作コントロールが行われているため、全４台の速度センサーからの信号がABSM5で使用可能である必要があります。このような使用状況が整っていない場合、システムエラーが起こり、スイッチがオフになります。そのため、ABSM5パッケージにてご用意いたしました速度センサーを必ずご利用ください。個々の車両設計合わせたDF11の仕様もご用意しています。お持ちのセンサーがご利用いただけるかどうかもお調べします。

ポンプ、バルブ、制御装置から成る油圧ユニット。

様々なモータースポーツにおけるニーズに対応可能であるケーブルハーネス（キットのバージョンにより、フルモータースポーツコネクタまで利用可能）。

回転式機能スイッチを使用することで、ドライバーは制御設定などの設定変更を運転中に行うことができます。ドライバーの手の届きやすい位置にスイッチを設置する上で、「位置表示機能」がとても便利な機能となっております。現在のスイッチの位置情報はCANバスに送信することができ、ボッシュモータースポーツのDDU9やDDU10等のディスプレイに表示を行うことも可能です。

260バールの圧力センサーが両ブレーキ回路の瞬間的な油圧動作圧力を検知します。

+/- 4.2 gの加速度範囲を持つセンサーが、横方向の加速度を測定します。

付属のワイヤーハーネスはSILAコントロールランプの電源がABSM5のメインスイッチ（端子30）の前で分岐するように設計されています。このようなデザインにより、ABS M5が機能していない場合、コントロールランプ（SILA）が確実に点灯します。プラグから電子ボードまでのケーブル長さは600 mmです。